がち

がち
I
がち【勝ち】
名詞または動詞の連用形に付く。
(1)ともすれば, そうなりやすい傾向を表す。

「この時計は進み~だ」「怠け~」

(2)そうであることの方が多い状態を表す。

「黒目~」「病気~の人」「子供にはあり~な行動」「曇り~」

(3)それが他を押しのけるさまを表す。

「早いもの~」「我~に逃げる」

II
がち【月】
(1)〔謡曲「松風」に「月は一つ, 影は二つ, 三つ汐」とあることからという〕
江戸時代, 上方の遊里で揚げ代一匁の下級女郎をいう。 汐・影の次位で分(ワケ)の上位。
(2)〔一説に「頑痴(ガンチ)」の転という。 「瓦智」とも当てる〕
やぼなこと。 不粋なこと。 また, その人。

「粋も~も入らばこそ/浄瑠璃・虎が磨」

III
がち【雅致】
風流な趣。 雅趣。

「~を凝らした庭」「区画方正にして却て~を欠けり/八十日間世界一周(忠之助)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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